PICK UP特集   2017.11.16

【特集】日南振徳高校 ヨット部

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日南の海風が背中を押した、県勢25年ぶりの表彰台

今年が最後のクラスで

 集合写真の撮影のためにカメラを向けていたとき、深江哲平君(3年)が言いました。
「もうすぐ風が来ます」
 入部するまでヨットにふれたこともなかった彼が、風を読めるようになり、今夏のインターハイでは中村海一君(3年)とのペアで表彰台、さらには国体に出場するなど誰が想像できたでしょうか。
 インターハイで臨んだ男子FJ(フライング・ジュニア)級は、来年度大会では廃止が決まったカテゴリーです。
「今年が最後なので優勝する気で参加しました」(中村君)。
その決意の強さを証明するかのように、和歌山県での4日間のレースで、3日目終了時点ではトップという大健闘。最終日に惜しくも逆転されたものの、3位の結果で銅メダルを持ち帰りました。セーリング部門において、宮崎県勢では25年ぶりの表彰台という快挙です。

夏の悔しさを抱えて国体へ

 「女子420級」クラスでインターハイ6位に入賞したのは、門川亜朱茄さん(3年)・鈴木杏衣子さん(2年)の先輩後輩コンビ。
 深江君たち同様、一時は4位につけたポジションから逆転されての最終結果です。
「トップを狙える位置にいたぶん、悔しかったですね」(門川さん)。そして雪辱を果たす思いで、同じペアで挑んだ10月の国体(愛媛県)。初日はいきなりの1位!最終的には表彰台まであと一歩の5位でレースを終え、他校に「日南振徳」の名を印象づけました。
 平島監督「ふだんから『日本一にふさわしいチームになりなさい』と指導しています。セーリングを通して磨いてほしいのは、技術よりも人間性です」。
 全国の舞台で戦えるほどに、日南の海風の中で力強く成長してきた同校ヨット部員たちです。

部員数:11名
部長:中村 海一 君
監督:平島 昇 先生
その他の主な成績:『九州高校総体学校対抗男子1位、420級2位、FJ級1位、シングルハンダー級1位』

 

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